長寿・賀寿祝い(還暦・古希・喜寿・米寿など)は人生の節目を祝う大切な機会です。本記事では年齢ごとの由来と最新マナー(のし・表書き)をわかりやすく解説し、三越伊勢丹が厳選するおすすめギフトをご紹介します。
長寿・賀寿祝いとは
長寿祝いは「還暦」から始まります。別名を「賀の祝い」「賀寿(がじゅ)の祝い」などともいわれ、年齢それぞれに由来があります。現在のような長寿祝いが一般庶民の間に広まったのは江戸時代のようです。お祝いは正月や誕生日、または9月の第3月曜日の敬老の日にすることが多いようです。
お祝いの品としては、各年代のテーマカラーをヒントに、セーターやマフラーなど身につけるもの、生花や花瓶、ティーカップや湯呑み、マッサージ機器やルーペなど実用的なものを贈ると喜ばれるでしょう。また、旅行券や食事券なども人気です。
還暦と緑寿(ろくじゅ)のお祝い
「還暦」とは、61年目に自分の生まれた年と同じ干支の組み合わせに還ることに由来し、数え年61歳(満60歳)でお祝いします。「赤ちゃんに還る」という赤になぞらえ、古来、赤い頭巾やちゃんちゃんこなどを贈りましたが、最近はそのような光景はあまり見られません。
「還暦御祝」という表書きで贈り物をすることが多いのですが、まだ若々しい方で気が引ける場合は、「賀華甲(がかこう)」と表書きをして、趣味に関するものや好きなものを贈るのがよいでしょう。
「華」という字を分解すると十が6つと一が1つあり、計61となります。「甲」とは、干支の第一番目の甲子(きのえね)の甲で、物事の初めという意味で「華甲」との名がつきました。
また、数え年66歳のお祝いを「緑寿」と呼びます。今の還暦の年代はまだまだ現役で、長寿を祝ってもらうには抵抗があるという人が増えています。そこで、還暦から古稀までの間で統計上の高齢者区分である満年齢65歳を、人生の大きな節目として祝うことにしたものです。
緑寿のイメージカラーは緑です。贈り物をする際には紅白もろわな結びで「緑寿御祝」として贈るとよいでしょう。
還暦は数え年61歳(満60歳)でお祝いをしますが、他の賀寿のお祝いは、数え年でも満年齢でもどちらでも構いません。

還暦のお祝い
〈 のし紙 〉
- 紅白もろわな結びののし紙
〈 表書きの種類 〉
- 還暦御祝
- 賀華甲
- 賀華甲子
- 御祝
- 寿
- 賀寿
- 敬寿
- 寿福
長寿祝い 一覧表(数え年表記)
| 年齢(数え年) | 名称(読み) | テーマカラー | 解説 |
|---|---|---|---|
| 61歳 | 還暦(かんれき) | 赤 | 生まれた年の干支に還ることから |
| 66歳 | 緑寿(ろくじゅ) | 緑 | 六十六は緑緑(ろくろく)となるため |
| 70歳 | 古稀(希)(こき) | 紫 | 唐の詩人・杜甫(とほ)の詩の一節「人生七十古来稀(こらい まれ)なり」に由来 |
| 77歳 | 喜寿(きじゅ) | 紫 | 七を3つ書く「喜」の草書体から |
| 80歳 | 傘寿(さんじゅ) | 金茶 | 「傘」の俗字が八十に読めるため |
| 81歳 | 半寿(はんじゅ) | 金茶 | 「半」の字が八十一に読めるため |
| 88歳 | 米寿(べいじゅ) | 金茶 | 「米」の字が八十八に読めるため |
| 90歳 | 卒寿(そつじゅ) | 白 | 「卒」の俗字「卆」が九十に読めるため |
| 99歳 | 白寿(はくじゅ) | 白 | 「百」から一画目の横棒の「一」を取ると「白」になるため |
| 100歳 | 百寿(ももじゅ・ひゃくじゅ) | なし | 「百賀(ももが)の祝い」ともいう |
※還暦は数え年61歳又は満60歳でお祝いをします。他の賀寿の祝いは、数え年でも満年齢でもどちらでも構いません。
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Q&A
Q1:のしの表書きは何と書くべき?
基本は「寿」「祝◯◯(還暦・古希・喜寿・米寿・卒寿)」など。上段中央に表書き、下段中央に贈り主名を墨書きします。連名は右から目上→左へ並べ、人数が多い場合は代表者名+「外一同」でまとめます。
Q2:還暦に赤い物は必須?
必須ではありません。赤は「新しい門出」「魔除け」の象徴として好まれますが、本人の嗜好・実用性を優先するのが現代の考え方です。赤系の差し色の小物や、赤にこだわらない上質な実用品・グルメギフトも広く喜ばれます。
お祝い・お返しを贈る
※記載されている内容は、地域・時代・慣習・商品によって異なる場合があります。
※相場の金額は、三越伊勢丹の店頭にて、数多くのご相談を受けてアドバイスしてきた金額です。ただしあくまでも目安です。
お付き合いの度合いや、地域によっても変わってきます。判断に迷ったときは、少し多めの金額にするとよいでしょう。
逆に、年齢などにより金額が少なくなる場合もあります。
※のし紙の表書きは代表的なものを記載しています。



